静岡第一クリニック

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  4. 風邪やインフルエンザの天敵「免疫グロブリン」…定期的なセックスで増加

そこで登場するのが最後の砦である免疫系です。今回は風邪やインフルエンザの感染防御に特に重要な役割を担っている適応免疫系に焦点をあてて話していきます。適応免疫系には免疫グロブリン(Immunoglobulin; Ig)という抗体が5種類(IgM, IgD, IgG, IgE, IgA)存在し、細菌やウイルスなどの病原体が入ってきた際に、その病原体にくっついて粘膜下への侵入を防いだり、ウイルスや毒素と結合して活性を抑えたり(中和)、病原体に結合してマクロファージなどの白血球に貪食させたりしています(オプソニン化)。中でも唾液中の分泌型免疫グロブリンA (Secretory Immunoglobulin A; SIgA)が少ないと、風邪やインフルエンザに罹りやすいといった報告がされています(図2)

 

適度な運動習慣が免疫グロブリンを増やす

近年の研究で、適度な運動が免疫グロブリンを高めることが明らかになっています。45分間の低強度歩行運動を週5回で15週間継続した研究では、運動後に血液中のIgGとIgA、IgM濃度が増加し、また、12ヶ月間のローイングトレーニングによって血液中のIgD濃度が増加したという報告もあります。我々の研究グループでは、運動習慣のない高齢者が週2回の軽い筋力トレーニングと適度な有酸素運動を行った結果、唾液中のSIgAが増加したことを報告しています(図3)

waseda online から(https://yab.yomiuri.co.jp/adv/wol/opinion/science_160222.html)

また、「週に1度ないし2度のセックスにより、体内の免疫グロブリン(IgA)値が増加して、風邪やインフルエンザにかかりにくくなると言われています。定期的にセックスをしているカップルは、そうでないカップルより30%もIgA値が高いのです」