静岡第一クリニック

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  4. 「女性ホルモン(エストロゲン)が媚薬になるか?」

「女性ホルモン(エストロゲン)が媚薬になるか?」と申しますと、テストステロンによる積極的な性衝動でなく、肉体面、精神面で「性行動の受容性を高める」作用と言われています。

エストロゲンは?

たとえば、肉体面ではコラーゲンの分泌を促し皮ふの張りを良くして、性交時に濡れやすくなり、子宮内膜を厚くして妊娠するための準備をしますし、一方、精神面では受容的な(優しい)気持ちになり、パートナーを受け入れやすい状態になるわけです。

エストロゲンの影響?

人間の性行為は動物の交尾行動よりも複雑ですから決して一概に言えませんが、排卵期から生理前の時期に「さびしい気持ち」になったり「気分になりやすい」女性は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。また、「恋愛中は肌のコンディションが良く、パートナーとのセックスも頻繁でないと気分的にすぐさびしくなってしまうが、パートナーのいない時期にいったんセックスが途絶えると、セックスをしない日が続いてもさほど気にならない。」という女性もいらっしゃるかと存じます。

これがエストロゲンの影響と思われます。排卵期から生理前は、一般にエストロゲンの分泌が多い時期なので、性行為の受容性が高いので「気分」になりやすく、さらに、人によっては性経験やパートナーへの愛情から「さびしい気持ち」になる、という状況が考えられますし、恋愛のパートナーが出来ればエストロゲンの分泌も活発になると思われますので、自ずと「きれいに」なって、「さびしく」なりやすくなるのだろうと思われます。

「女性が恋をするときれいになる」「恋多き女性はきれいでセクシー」という説は、俗説でなくエストロゲンの裏づけがあると考えています。