<性的機能不全は血管系の疾患が原因の場合もある。体調不良や健康状態の悪化を知らせる兆候に注意を>
中高年の男性を対象とした長期的な調査により、勃起不全(ED)を訴える男性は、死亡や心血管疾患のリスクが高いことが明らかになった。米国内分泌学会の2020年の年次総会で発表され、その後学会誌に掲載された研究において、EDおよび早朝勃起不全(性的欲求の低下と関連しているとは限らないもの)が、死亡リスクの増大と関連していることが判明した。
この研究は、03年から05年にかけて欧州男性加齢研究(EMAS)に参加し、なおかつ調査票で性的機能に関わる症状があると自己申告していた、40~79歳の男性1913名を対象として行われた。