産経新聞2022年01月21日14時28分

性的不能治療薬「バイアグラ」と「シアリス」の模造品を販売したとして、大阪府警生活環境課は２１日、医薬品医療機器法違反の疑いで、大阪市北区堂島の自営業、大内章弘容疑者（４４）を逮捕したと発表した。大内容疑者は容疑を認め、「６〜７年前から模造品を販売していた」と供述している。

逮捕容疑は令和２年６月、大阪市天王寺区の路上で、大阪府内の８０代男性に対し、ラベルや成分などを正規品の「バイアグラ」や「シアリス」と偽った模造品の錠剤６０錠を約２万５千円で販売したとしている。

同課によると、大内容疑者が購入客とみられる男性に錠剤を渡すところを府警阿倍野署員が発見、職務質問した。大内容疑者はスポーツ新聞の広告で客を募っていたという。府警は大内容疑者の自宅や関係先から模造品とみられる錠剤約１０万錠を押収した。