静岡第一クリニック

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  4. 男にこそ、大切なのはリラックス

そのメカニズム

①性的な刺激→②副交感神経興奮→③神経から一酸化窒素放出→④血管内皮細胞から一酸化窒素放出→

⑤サイクリックGMP増加→⑥陰茎の動脈弛緩・海綿体平滑筋弛緩→⑦動脈血大量流入→⑧勃起

このように勃起は陰茎海綿体の筋肉や血管が緩むことによって起こりますのでリラックスがとても重要です。

副交感神経の興奮というと何やら凄い興奮状態を連想するかもしれませんが、楽しみや喜び、癒されているといった精神状態のときは副交感神経が活発化するということで、それはリラックスしているということなのです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、簡単には前者は緊張の神経、後者はリラックスの神経ということができます。交感神経にはノルアドレナリンという物質が放出され、それによって血管が収縮し、その結果血圧も上昇します。

つまり、ノルアドレナリンが放出されるような緊張状態では、リラックスの交感神経は働きません。

勿論、勃起に必要な一酸化窒素も放出されません。

副交感神経が優位な状態、すなわちリラックスした状態で、初めて一酸化窒素が放出され、勃起が起こるのです。

しかし、勃起している状態でも、ちょっとしたことがきっかけで緊張状態に入ってしまうと、副交感神経が交感神経にとってかわられ、一酸化窒素が出なくなってしまいます。また、陰茎海綿体の筋肉も交感神経が働くと収縮してしまいます。勃起が瞬時に消えてしまうのもこのためです。