低値例では臓器障害が進展
コホート研究では、テストテロン値が低いほど早期に死亡する傾向にあり、テストテロン値が低くなるにつれて心血管死亡率、がん死亡率が高まることが報告されている。
更にテストテロン値の低下が及ぼす影響としてフレイル、うつ病、排尿障害、筋肉量の低下、認知症、転倒なども報告されている。
堀江氏らの研究でも、テストテロン値が低い患者では転倒リスクが上昇、すなわち臓器障害が進展することが示された。
テストテロンはメンズヘルスのバイオマーカーであり、テストテロン値測り活用することが求められている。
社会生活にも生物的にも、男性はテストテロン値をなるべく高く保つことが望ましい。(Medical Tribune 2019年3月7日号 から抜粋)