静岡第一クリニック

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  4. 精子を元気にする意外な食べ物とは?レバーやホルモンはNG(:ダイアモンドオンライン)

昨年の今頃、現代人の精子数が過去三十数年の間に半減したという報告があった。
エルサレム・ヘブライ大学の研究者が1973~2011年に実施された研究から精子数のデータをまとめたもので、北米、欧州全土、豪州、ニュージーランドなど先進国では、40歳未満の男性の精子濃度が52.4%低下、総精子数は59.3%に減少したという。
ただし、本報告には不妊治療中の男性のデータが含まれるなどの偏りがあり、うのみにはできない。とはいえ、精子を元気にする対策は必要らしい。ヒントが一つある。
ハーバード公衆衛生大学院の研究者らは、スペイン在住の18~23歳の男性(平均年齢20.5歳)206人に、過去1年間の食生活に関する回答と、血液と精液のサンプルの提供を依頼。赤身肉、白身肉(鶏肉など)、加工肉、魚介類を含む肉類の摂取と、精液の質、性ホルモン値との関係を調べた。

被験者の平均体格指数(BMI)は23.7で、9割以上が白人種、7割が非喫煙者、平均運動時間は週9時間だった。

食事内容と精液の質、性ホルモン値との関係を調べた結果、赤身肉、白身肉、魚の肉に限らず、肉類との関係は認められなかった。

その一方で、貝類の摂取と精子の前進運動率との間には、正の相関関係が認められた。つまり、貝類を食べるほど、精子の「真っすぐに進む力」が増すらしい。