高血圧患者の勃起機能チェックを推奨
EDの危険因子として挙げられた薬剤は、①降圧薬②抗うつ薬③前立腺肥大症治療薬(α遮断薬、5α還元酵素阻害薬)④髄腔内バクロフェン(ITB)療法⑤非ステロイド抗炎症薬(NSAID)―の5種類。降圧薬の中では、利尿薬、β遮断薬、Ca拮抗薬に勃起機能への悪影響を示唆する報告が多く、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は保護的に働くとする報告が多いという。
高血圧、降圧薬ともEDの危険因子であるため、「高血圧患者に対する薬物療法開始前とフォローアップ中には勃起機能のチェックを行うべきである」との推奨が示された。