「病院で診ているED(勃起障害)患者さんの年齢分布には、最初に30代後半から40代前半にかけて、次に50代後半から60代前半にかけてと、2つのピークがあります(図1参照)。前者については、社会の晩婚化傾向と無縁ではありません」
「日本におけるEDの受診率はまだまだ低く、患者さん全体の9%程度にしかすぎないと推計されています」
より広い世代での発症が見られるようになってきたED。もちろん年齢、原因を問わず放置は禁物である。なかでも中高年の世代は、EDの陰にある重大な健康リスクを忘れてはならない。