静岡第一クリニック

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  4. EDは重大疾患の予兆?

勃起不全、いわゆるEDはなかなか人に相談できない疾患です。そのため一人で悩んでしまい、治療せずそのままにしている方が多いようです。しかし、近年ではEDは重大な疾患の予兆ではないかという考え方が出てきました。

2019年11月に行われた米国心臓協会の年次総会にて、この勃起不全を持つ男性は、心房細動と診断される傾向が強いことが新たな研究で明らかにされたようです。

心房細動は不整脈の一種で、血栓、脳卒中、心不全の原因となることもあります。米国では最大610万人がこの疾患に罹患しているとされているそうです。

過去の研究では、EDは心血管疾患と関連することが示されていました。そこで今回、心房細動がこの知見にどう当てはまるのかを明らかにしようと米ノースウエスタン大学の循環器専門医である田中仁啓氏が研究をされているようです。研究では、心房細動の既往のない高齢男性1,760人の中で4年後に心房細動と診断された人の割合は、EDがあると申告した男性では9.6%だったのに対し、EDのない男性では2.9%という結果でした。喫煙、体重、糖尿病、血圧などのリスク因子を考慮しても、EDのある男性が心房細動と診断される確率はEDのない男性と比べて66%高い結果でした。

この研究結果から推察すると、EDの症状が心血管疾患の2~3年前に現れるようです。ですからEDの症状を後の心房細動を予測する指標として利用できれば、病気を早期に発見、治療できる可能性があります。またうまくいけば病気の進行を止めることもできるかもしれません。EDではないかと思われる方は、専門医に相談し、心血管リスク因子について調べることが必要ではないでしょうか。

私たち、静岡第一クリニックは、静岡市、浜松市においてED治療およびAGA治療に特化したクリニックです。悩みを抱える皆様に寄り添う事を基本理念として、男性の方々のライフスタイルの向上にお手伝いしていきたいと思っております。